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新聞は古くてネットは新しい?

昨晩辺りNHKの番組で盛り上がってました

先週末だったか、後輩がメールでご意見というのを一生懸命書いていて番組があることは知ってましたが、真にテレビ離れをしてしまった私にはわざわざそのためにテレビのスイッチを付けるなんていう面倒な行動を起こすつもりはありませんでした
まあどうでもいい話になるので間はすっぽりカットしまして
ツイッターのTL上でUstreamで裏番組放送するだのなんだので盛り上がっておりました
実際に番組は本当につまらない内容で、佐々木さんのご意見以外に見るべきところはなく、どうでもいい話ばかりが繰り広げられておりました

こういうメディア論を論じる時だけじゃなく、安全保障を語るときでもそうですけど、論点がズレてるんです
そもそもメディアってなんだ?って考えたこともないでしょう
メディアというのは情報伝達、記録、保管の媒体のことを指します、だから新聞という紙媒体は昔からあるメディアなので歴史は古く、ネットは比較的最近確立された技術です
だから新聞は老人が守り、テレビも老人が守り、ネットこそが若者のメディアだ!なんていう世代間闘争に使われがちですが、実際の問題はメディアの問題ではなくて中身に詰まっている情報の質なわけで、それこそハリー・ポッターの小説が出たとなればこぞって本屋に並ぶわけじゃないですか、スターウォーズの映画が公開されるとすれば映画館に並ぶわけじゃないですか、崖の上のポニョが放送されるとなればテレビに釘付けなわけじゃないですか

ほら、別に古くても新しくても楽しめれば問題ないでしょ?

では一体何が問題なのか
そのメディアには当然利権があるわけです
新聞社を作って参入しようと思ったら、そのコンテンツ集めで既存新聞社の分厚い談合に阻まれることでしょう、だから政治ネタも経済ネタもメジャースポーツネタもない新聞にしかならないわけです
テレビ局などはもう総務省に許可申請しても通らないでしょうね、だから事実上買収以外で参入は難しいわけで
結局古いというのは媒体が古いのではなくて利権の体質が古いわけです

余談ですが、利権というのは当然ついて回ります、民主党政権になったから利権のない政治ができる!なんて青臭いこと言っている人がいたら笑ってあげてください
政権交代をした一番の根本が利権の付け替えです
自民党はよくがんまりましたよ、60年間国民をちゃんと食わせてきました、でもずっと同じ利権構造の中で同じ人達ばかりを優遇してきたのでそろそろ利権のシャッフルが必要な時期になりました
それでも情けない野党に任せきれず、小泉純一郎元総理にそれを求め、それはかなり効果のあることでした
小泉改革の痛手で国民から反発を食らった!ととある自民党幹部がおっしゃった時、違和感を感じたいんです、それは元々自民党利権で食っていた付け替えられるべき方々のご意見でしょう?と
しかしそれを元に若干巻き戻しをしたような政策を取ったので利権の付け替え期待は裏切られ、そして情けなくても民主党にその利権の付け替えを期待して政権を取らせたのだと思っております
メディア利権に関しても付け替えを期待している、昨晩本当にそう思いました

テレビが消えてなくなるという危機感をテレビ局経営者が感じていないのに大笑いをしてしまいまして、雑誌なんてもう瀕死ですよ?新聞だって団塊世代が読まなくなったらもうコンビニとか駅売りしかなくなりますよね、そもそも新聞の一番のメリットであるテレビ欄、これがテレビの衰退と共に要らなくなるわけですし、今時地デジなんで番組表が配信されてきますしね
本当にこの利権ボケした人たちは市場から退場すべきなのだと感じました
しかしネットは万能か?と問われれば否です
可能性があるとは言いますが、同じように中身が問われている中で以前もちょっと書きましたけどアフィリエイトの為に言論の自由を平気で捨てたりスパムばかりを配信し続けている現状で果たして本当にメインメディアになり得るであろうか?ということです
結局広告収入によって言論が曲げられる、言論といえば高尚ですからもっと言えば面白いと感じていることを素直に書けないってこと
つまり今の雑誌やテレビと同じ体質になりかねないってことです

結局のところ体制とつながっているので新聞やテレビやラジオなど既存メディアは利権なのです
インターネット許認可制とか導入すればあっという間にネット利権が出来上がり、そこにぶら下がる人たちが結局は新聞やテレビと同じようにしか使えなければネットも所詮その程度という評価になるわけです
だからこそ考えてください、自分たちがどういうメディアを望んでいるのかを
だれでも簡単に情報発信できる時代であるからこそしてみればいい、動画コンテンツを作ったり毎週企画作ったりする苦労を味わえばいい、そしてその経験の中からこそ新しいメディアなるものができあがるのではないかと
それが紙媒体でも電波媒体でも光信号でもなんでも構わない、要するに安定して使えるインフラと質の高い情報が素早く手に入るのであればそれこそが次のメディアだということ

ああ、なんだか書いていて疲れてきたのでこの辺りで

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