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Appleさん、ここで終わりですか?
Appleの新製品発表がありました
目玉と言われていたiPadmini含め様々なご意見があろうかと思いますが、正直がっかりしたと言うのが本音のところです
目玉のiPadminiがそもそもGoogle主導の7インチ市場に楔を打つための商品であることはどなたにでもわかること
これまでのAppleはスマートフォン、タブレットの旗手として新しい機種を出す度に新しいメッセージを送り続けて来ましたが、この前のiPhone5を含め、ここ最近はAndroid勢とのシェア争いにしか興味がないようです
ということは、ここでしばらくこの市場はここで停滞してしまうということです
個人的にはスマートフォンはあと何インチがいいのかとか指なのかスタイラスなのかの争いの上に落ち着くだろうと思ってますが、タブレットはまだまだこれからだと思うのです
大きさ、やれること、まだまだ可能性が広がっている市場にて、新しいメッセージが出てこないということは非常に残念なことです
そしてなによりminiに隠れてしまっていますが、iPadもCPUが強化された状態で発表されておりました
CPUだけパワーアップっていうのはいわゆるマイナーチェンジのレベルです
このまだまだ可能性のある市場にて、クリスマス商戦を睨んで、マイナーチェンジモデルしかだせないの?
という失望感をお持ちの方も多いかと思うのです
端末だけが全てではないこの業界、一つや二つの失敗くらいで大きくシェアが動くことはないかもしれませんが、攻めることを忘れて旗手たる旗を奪われると当然これは致命傷になってしまいます
私がもっとも失望したのはiMacです
薄くなっただけなら7月にだせたでしょ?と
Retina化云々紆余曲折があるのは理解した上で、中途半端なところでださないという決断はできなかったのでしょうか?
新しいiMacというイメージを植え付けるためのデザイン変更ではなかったのか?
それがなんでマイナーチェンジモデルでデザインを変更してしまったんだ?
経営ってのはあらゆる選択肢のある中で自由に組み合わせることができるわけです、特に今のAppleのように独走している会社であればまさにやりたい放題です
コンセプトに賛同して、そのコンセプトを商品として購入していたユーザー層に支持されていた会社にて、そのコンセプトをないがしろにするような商品を出すということに果たして意味があるのでしょうか?
会社の経営者として、それぞれの都合はあるかと思うのですが、それを商品に転嫁されたってユーザーはそっぽ向くだけです
Appleユーザーが必要なのは「カタログ上の性能」ではなく「こう使ったら便利だよ」というコンセプトだということをうまく見せてくれるかどうかだけなんですが、ライバルメーカーと同じ「カタログ上の性能」という土俵に降りて行くのなら同じ性能のもっと安いライバルメーカーの商品を買うだけです
経営者が変わり、経営戦略も変わるというのは必然なのです
だからこそユーザーは今回の商品発表にて明確に経営戦略が変わったというメッセージを受け取ったことでしょう
これが続いても他に選択肢がなければ仕方ないのですがMicrosoftさんがジワジワきていてそういうユーザーの不満を吸収するかもしれません
それならそれでいいんです、我々ユーザーの期待はAppleからMicrosoftに移動するだけですから
最も悲しいことはだれも受け皿になれず、可能性があるはずのタブレットが無駄な発明になってしまうことなんです
物を作って売るっていうのはとっても難しいことですね
これからも口うるさいユーザーとして各社の商品を見て行きたいと思います
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